皆さんこんにちは。
東京空色へようこそ。
ご訪問ありがとうございます。
今回も、約一間(←HN。「やくいっけん」とお呼びください。)が、東京空色の全体会(11月)についてご紹介いたします。
今回は、看護師さんの指導のもと標準予防策(スタンダード・プリコーション)をみんなで学びあいました。
標準予防策(スタンダード・プリコーション)、、、
ケアや支援を提供するすべての場所で適用される感染予防策。感染症の有無に関わらず、あらゆるご利用者様・患者様に対して『いつでも・どこでも・誰にでも』適用されるものです。
みなさんの施設や事業所ではいかがでしょうか?
東京空色では感染症対策マニュアルを定め、感染症対策委員会を運営しているのですが、それだけでは足りない。。。
マニュアルを読めば誰でもできる訳じゃないですよね。。。
▲東京空色の感染症対策マニュアルより一部抜粋。できるかぎりイラストを使ってますが、これを見て理解できてるか?というと、、それはそれで別です。。
それこそ、
意識とか考え方から変えてもらって、さらに技術もいれてかないと本当の意味での感染症対策にはならない。。。
ということで!
まずは、社員から実践して体得するのだ!!!
ってことで、今回、全体会で、看護師さんの指導のもと標準予防策(スタンダード・プリコーション)をみんなで実践してみた件、ご報告です。
目次
標準予防策(スタンダード・プリコーション)の準備
まずは会場の様子からご紹介。
▲見てください!この会場の様子。床に、ビニールを張って、汚れても大丈夫対策を入れております!!!すごいぜナースさん!
▲こちら、標準予防策(スタンダード・プリコーション)セット。実際にリアルに見たり触ったりすると全然違います!流石だよナースさん!!!
今回用意いただいたのは、、
- 床汚れ防止シート
- 演習用PPE(45人分)…ガウン45枚、手袋各サイズ2箱ずつ、マスク2箱、ヘアキャップ
- 疑似吐しゃ物(ジップロックに入れ、各グループに配布)
- 疑似💩(バケツ2個ほどにいれて持っていくので、Ns全員で手分けして一斉につけて回るイメージでいます。)
- ゴミ袋
- ペーパースコップ(今回は牛乳パック等で手作りしていきます、各グループ1セット)
す、スゴイ、、、本気です。。
なんせ、、
東京空色には現時点で看護師さんが10名いらっしゃいますので。。福祉施設でこんなたくさんの看護師さんがいるところって全国でもかなりレアなんじゃないか!!??
標準予防策(スタンダード・プリコーション) 防護服等の着用
まずは、標準予防策(スタンダード・プリコーション)の最初、防護服の着用から。
▲「感染対策を十分に実施するには、個人防護具を正しい順番で着脱することが欠かせません。着る順番、脱ぐ順番によっては、汚染面に触れてしまう可能性があります。」とSナースから事前のガイダンス。みなさんふむふむと。。。
【正しい着方】
※手指衛生を行ってから、、、
- ガウン・エプロンを装着する
- サージカルマスクを装着する
- ゴーグル・フェイスシールドを装着する
- ヘアキャップを装着する
- 手袋を装着する
の順番で!
▲最初に、ナースのお二人に事前説明。「手袋を過信しないでください。小さい穴が開いていることも…!!」などなど、、ナースならではのポイントを分かりやすく教えてもらえます。
▲「マスク着用時にも鼻のところに隙間ができないように注意してください!」などポイント説明。分かりやすーい!!!
一連の説明が終わったら、、、
今度はみんながやってみる番!!
▲「えーっと、、、これをこうして、、、」「あれ?コレ、表とか裏とかあんの??」などなど、みんなドキドキしながらPPEを着用していきます。
▲「コレ、隙間が空かない方がいいんだよね?」「うん、そうよ」などなど、各チームにも看護師さんがいるので気軽に聞いて明確にしていけます。
▲みんなで着てみたの図。。。なんだこれ???ココは病院ですか??? いえ、福祉です。。
標準予防策(スタンダード・プリコーション) 吐瀉物の処理
続けて、標準予防策(スタンダード・プリコーション)の最初、吐瀉物の処理。
用意するのは、、
- キッチン泡ハイター
- PPEセット(袖付きガウン・手袋・靴カバー・アイガード)
- ビニール袋
- ペーパータオルや新聞紙など
※全て使い捨てのものを準備し、使用後は廃棄処理します。
※靴カバーについては、『脱ぎ方を間違えるとウィルスをまき散らすことがあるので推奨しない』こともあります。
▲これまでは、ハイターを希釈して対応してたのですが、結局、人によって濃度が変わったり、下水にそのまま流すと下水管が錆びついてしまったり、、問題発生してました。今回、看護師さんのお知恵で、キッチン泡ハイターを使用しましょう、ということになりました。これなら良いですね!
▲看護師さんがつくってくれた疑似吐瀉物。す、スゴイ。。。こんなのがあったんすね!???
ポイントは、吐瀉物の場合、巻き散らかしてしまうこと。半径2mは汚染されてると認識する必要があります。
▲吐物処理は、ぺーパータオルで嘔吐物を広く覆い、その上にキッチン泡ハイターをかけ10 分以上放置します。
コレは、スプレーを直接吐物に吹き付けると、噴霧力でウィルスを撒き散らしてしまう可能性があるから!!
▲直接スプレーするのではなく、嘔吐物にペーパータオルをかぶせて、その上から泡ハイターを噴霧する、ということを忘れずに!!
▲吐瀉物をペーパータオルごと外側からかき集めるように回収して、準備しておいたビニール袋に入れます。この時、ペーパースコップを使うとより安全です。
▲牛乳パックなどでも作れるので、時間のある時に作っておくと便利です!
▲再度、ペーパータオルを敷いて、嘔吐物があった周辺に広めに散布し、10 分ほど放置してからふき取ります。
▲最後に、拭き取って終了です。
標準予防策(スタンダード・プリコーション) 防護服の脱ぎ方
標準予防策(スタンダード・プリコーション)の後半、防護服の脱ぎ方。
「外す順番がわからない」という疑問はよくありますし、そもそも脱ぎ方があるというのを知らない方々も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今回、それを、「うんこ💩を自分につけないように脱ぐゲーム」として企画してもらいました。
▲まず、疑似うんこ💩を出します。コレ、実際は茶色のシャンプーです。。
▲防護服の上から塗り付けます。これが、飛散した吐瀉物だったり、目に見えないウィルスだったりする、という設定。
【正しい脱ぎ方】
- 手袋を外す➡汚いものから外す、が基本です
- ガウン・エプロンを外す
- ヘアキャップを外す
- ゴーグル・フェイスシールドを外す
- サージカルマスクを外す
※最後は必ず手指衛生を行う※
▲こうやって、目の前で実演してくれるので、とても分かりやすい!!!
▲最後は、くるくるとまるめえてゴミ箱に捨てます。
▲そのあとで、キャップ→ゴーグル→マスクの順番で外していきます。
ということでやってみた、、
▲呆然とたちつくす職員たち、、、コレ、、、マジか、、、的な雰囲気です。。
▲体につけないように、衣服に着けないように、順番を守りながら脱いでいきます。
▲手袋はもともと二重にしていたので、上の汚れてる手袋を外して捨てます。
▲やっとここまで脱げました。。みなさんとても上手にできました!!!
標準予防策(スタンダード・プリコーション) 吐瀉物の廃棄
標準予防策(スタンダード・プリコーション)の最後、吐瀉物の廃棄です。
▲2枚重ねになっているので、まず、1枚目のビニール袋をバケツの中で縛っていきます。空気を抜く際、飛沫に注意!!!
▲続けて、2枚目をしばっていきます。
▲ここまでくれば感染対策をしっかりしてあるので、素手で触っても大丈夫な状態になってます。
ということで、標準予防策(スタンダード・プリコーション)は以上になります。
いかがでしたでしょうか?
標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、ケアや支援を提供するすべての場所で適用される感染予防策。感染症の有無に関わらず、あらゆるご利用者様・患者様に対して『いつでも・どこでも・誰にでも』適用されるものです。
マニュアルを定め、委員会を運営するだけでは足りません。それこそ、
意識とか考え方から変えてもらって、さらに技術もいれてかないと本当の意味での感染症対策にはならない。。。
ということで!
実践して体得するのを激しくオススメいたします!!!
ちなみに、、
出張感染症対策講座も受け付けております。。お気軽にご相談くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の更新をお楽しみに!
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