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障害者短期入所施設における「8050問題」について考える

皆さんこんにちは。

支援員の大畠です。

本エントリでは、「職員コラム」と題し、

当施設の生活支援の現場から、日々の気づきや感じていることをお届けさせていただきます。

 

今回は、

障害者短期入所施設における「8050問題」について考えます。

 

「8050問題」

このような言葉をご存知でしょうか??

 

「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題です。

※「問題」というとネガティブな感じがしますが、一般的に言われているので本エントリでも同じ言葉を使用します。どちらかというと、社会課題と言った感じで捉えてます。

 

「80」代の親が

「50」代の子どもの生活を支える。

これ、

私たち短期入所施設においても例外ではなく、
今まさに直面している課題です。

多いのは、

80代のご両親が50代のお子様の生活介助をされてきたのが、

ご両親のどちらかが体調を崩され、急遽入院、手術となり、

短期入所をご利用になるというケース。

 

ご家族としては、ご本人とできるだけ近くにいたい、
面倒をみていきたいと思っている方がほとんどで。

しかしながら、

いざその様になった際には、緊急のため受け入れてもらえる施設が少なく、非常に困るというケースが増えています。

 

可能であれば、早い段階から施設サービス等を利用し、

ご本人だけでなく、ご家族もそうした生活に慣れておくのがいいのですが、

実際には、そうした状況にならないとなかなか決断ができないのがほとんどです。

 

一方で、

早い方で、お子様が20代、30代の時から先を見据えて、

施設を利用するケースも増えてきてます。

いざという時にすぐに対応できるよう、
利用実績のある施設の場合は受け入れもスムーズにいくケースがあります。

 

私たち松風園、梅風園では、短期入所施設ですが、
ミドルステイ、ロングステイでのご対応もしております。

そのため、長く滞在される方には、送迎付きの就労先と提携し、ご利用者様にご紹介しております。

提携先も増やしており現在約10箇所程度ご紹介可能です。

 

先日も、

24歳の方が親元を離れ当施設へ入所されました。

それまで、親子共に依存関係が強く、就労先もなかなか継続できない状態が続いてました。

就労先でちょっとイヤなことがあると、すぐに親が就労先を変えてしまう。

グループホームに行っても同様で、自分の思い通りにならないことがあるとすぐに親に連絡して退所してしまう、と言った状況。

ご本人にも甘えがあると思いますし、ご両親も可愛い我が子に泣きつかれると対応してしまう。。。

今回のケースでは、

今のうちから、一人立ちへ向けた訓練をするために当施設を利用することになりました。

目標は、

まずは、1ヶ月、親元に帰らず、一人生活を継続すること。

その先には、1年間、親元に帰らず、一人生活を継続、就労も毎日行くこと。

こうしたチャレンジを開始しました。

 

「短期入所からグループホームへ」

そこに「自立」というテーマを持ってチャレンジする訳です。

当施設に入って頂いた方と職員との関係は非常に強くなり、なんでも相談できる関係になっていきます。

その中で、

ご本人の「本当にやりたいこと」や「夢」を共有させていただき、支援へ活かしていくようにしています。

 

「これから先どうすればいいかわからない」

「先行きが不安」

 

もしそのようなご不安がございましたら、
お一人で悩まずにまずは行政、相談事業所、私たちにお気軽にご相談ください。

どのように進めるのが良いか、様々な事例を踏まえてご紹介させて頂きます。

ご家族、ご本人のお役に立てるようご支援して参ります。

 

8050問題。

できるだけ早めの対処、対応が必要なんだと思います。

 

当園では他の障がい者短期入所施設では行っていないような企画も実施し、
障がいをお持ちのご利用者様に楽しんで頂けるよう各種イベントを開催しております。
全てはご利用者様やご家族の方々に喜んでいただきたいという一心で取り組んでおります。

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入所ご希望の方はまずはお気軽にお電話ください。

茨城県つくば市の障がい者短期入居施設 東京空色

TEL:029-896-8081

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